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セラミック治療QA

2017年07月8日

Q:セラミック治療とは、どのようなものですか?


ご自身の歯を削ってセラミッククラウンをかぶせる治療です。歯の神経の治療が必要かどうかによって治療の手順・期間が違ってきます。
(1)神経を取らない場合、麻酔をして歯を削り、仮歯に変えていきます。後日、歯の型を取ります。2週間程でセラミッククラウンが出来上がりますので、削った歯の上にセラミッククラウンを装着します。
(2)神経の治療が必要な場合、まずは麻酔をして神経を取ります。神経の治療で数回(平均2回)来院していただき、神経の治療が終了しましたらその歯にグラスファイバーの白い土台を立て、仮歯をお作りします。後日、歯の型を取り、セラミッククラウンが出来上がり、装着していきます。
(3)過去に神経の治療をされていて、きちんと治療されており神経の再治療が必要ない場合、歯を削りグラスファイバーの土台を立て仮歯にします。後日、歯の型を取り、セラミッククラウンをかぶせます。
(4)他院で治療した古いクラウンをセラミックに変える治療の場合は、古いクラウンを削ってはずし、土台の状態を確認し、必要であれば新しくグラスファイバーの土台を作ります。その上に仮歯を作り、歯の型取りを行います。後日、完成した新しいセラミッククラウンをかぶせます。神経の治療が必要な場合、治療手順が増えるため期間が長くかかります。治療していただく歯の本数や状態にもよりますが、神経の治療が不要な場合は1~1.5か月、必要な場合は2か月が治療期間の目安となります。
また、セラミック治療される歯以外の周りのご自身の歯をホワイトニングで白くしていただき、その白さに合わせてセラミッククラウンをお作りするとよりきれいな白さに仕上がります。そうすることで、見える範囲の歯を白くきれいな歯並びに整えることも可能です。
仕上がりのイメージをカウンセリングで詳しくお伝えいただき、治療途中の仮歯の段階でシュミレーションして確認しながら治療を進めていき、ご希望の状態になることを目指しております。

 

Q:セラミック治療は保険がききますか?


セラミック治療は、保険では適用されない材質を使用していますので、自費診療になります。
保険適用の材質は、前歯では表面が白いプラスチックで内側と裏側が金属のもの(レジン前装冠)、奥歯の場合は銀歯となります。レジン前装冠に使用されているプラスチックは水分を吸収する性質があり、徐々に変色して黄色くなってきます。天然歯のような自然なつや感、グラデーションの色合いや透明感を出すこともできないので、マットな色みであることが特徴です。そして、セラミックほどの強度がないため、徐々にすり減り、変形したり、金属部分が見えてしまう場合もあります。また、金属を使用していることで、歯ぐきのラインに色素が沈着して、ブラックマージンを引き起こすケースも見られます。保険治療の制度は日常のお食事等の機能回復を主としているため、見た目の美しさは配慮されず、審美性を追求する材料は自費診療となります。
ホワイトホワイトではクラウンの素材全てにセラミックのみを使い、金属やプラスチックを一切含まないオールセラミッククラウンを使用しております。オールセラミッククラウンは、長期に渡って美しさをキープすることができ、金属アレルギーの方にも安心してご使用頂けるクラウンです。
オールセラミックの特徴としては、元々のご自身の歯にあるようなつや感、グラデーションを再現した状態のクラウンを装着する事が可能であり、自然にきれいなお口元にすることができます。白さの度合いは選んでいただけますので、すごく白くしたいというご希望で、ホワイトニングで出すことのできない範囲の白さをお望みの患者様にも対応させていただきます。
また、奥歯の噛み合わせの面に入っている部分的な詰め物に関しても、保険診療では銀歯となりますが、当クリニックではセラミックの白い詰め物をお勧めしております。
噛み合わせは日々変化するものであり、強く力が加わることによって銀歯に歪みが生じ、外れたり欠けたりすることもあります。通常、銀歯を装着する際に使用される接着剤は粉と液体を混ぜて作るものであり、数年で劣化してしまいます。
一方、セラミックの詰め物はレーザーで歯と一体化させるように装着しますので、噛み合わせの調整をきちんとすれば外れにくく、二次的にむし歯になるリスクを抑えることができます。Q:ラミネートベニアとはどのようなものですか?

ラミネートベニアとは歯の表面のエナメル質という部分を0.5~0.7mm程削り、削った部分にセラミック製のシェル(薄い貝殻状の板)を貼りつける治療法です。歯を削って歯の型を取り、仮歯に変える日と、ラミネートベニアを貼りつける日の2回のご来院で治療が終了します。歯の型を取ってからラミネートベニアが出来上がるまでは2週間程かかり、その間は仮歯を入れた状態で過ごしていただきます。
ラミネートベニアはセラミック治療の1つで、歯の形・色をきれいにすることができるため、重度のテトラサイクリン歯(抗生物質が原因の歯の変色)や前歯の軽度の隙間を埋める治療に適しています。テトラサイクリン歯に見られる縞模様や、歯の表面にある模様を完全になくしたい方にお勧めの治療方法です。適用部位が前歯部であり、奥歯や、大きく歯並びや歯の傾きを変えたい場合にはセラミッククラウン(セラミック製の冠をかぶせる治療法)での治療となります。
クラウンの治療と比較すると、歯を削る量が少ないので、ご自身の歯を削ることに抵抗があり、最小限の削る量でセラミック治療を受けられたいという方に選ばれるケースが多いです。
それぞれの治療には特徴があり、ラミネートベニアとクラウンの共通点は歯の形、色をきれいにすることが可能です。それに加えて、歯並びをきれいに整えたい方はクラウンの適応症例になります。
歯を削る量が少ないラミネートベニアは歯の表側のみに接着しますが、クラウンは土台の上に覆うようにかぶせて接着します。またクラウンは歯の全周の面に接着させるため、より強度があります。ご来院の回数も異なり、ラミネートベニアは2回で治療が終了しますが、クラウンの場合は最短でも3回(神経の治療が必要な場合は更にプラス2回)のご来院が必要となります。仮歯の調整等、回数が増える可能性もあります。術前の歯並びの状態とご自身の優先事項によって最適な治療方法がお選びいただけます。Q:セラミック治療にかかる期間はどのくらいですか?

神経の治療が必要な場合、治療手順が増えるため期間が長くかかります。治療していただく歯の本数や状態にもよりますが、神経の治療が不要な場合は1~1.5か月、必要な場合は2~3か月が治療期間の目安となります。歯の型を取ってからセラミッククラウンが出来上がるまで1週間ほどお時間がかかりますが、それ以外の治療で期間を詰めて治療を進めることもできますので、お急ぎの場合はカウンセリングの際ご相談ください。ホワイトニングとセラミック治療を並行して行うことも可能です。患者様それぞれに合った治療をご提供させていただきます。Q:自費診療のセラミックと保険診療の材質では、どう違うのですか?

保険診療で使われるかぶせもの(クラウン)の材質は、前歯では表面が白いプラスチックで内側と裏側が金属のもの(レジン前装冠)で、奥歯では全て金属の銀歯となります。レジン前装冠に使用されるプラスチックは水分を吸収してしまう性質があるので、装着してから数年経過すると徐々に黄色く変色してきます。また、天然歯と同じような自然なグラデーションのある色合いや透明感、つや感を出すことは材質的に難しくなります。そして、セラミックほどの強度がないため、徐々にすり減り、変形してくる場合もあります。一般歯科の保険制度は日常のお食事や会話をする等の機能回復を主の目的としているため、審美的な観点である見た目の美しさはあまり配慮されていません。
一方、自費診療で使用するセラミックは自然なつや感と透明感を持っている素材なので、ご自分の元々の歯と見分けがつかない程美しく仕上がります。プラスチックのように水分を吸収することもなく、強度もあるため、変色・変形などの経年劣化を起こすことがなく、装着時のきれいな色みの状態が続きます。
当院はクラウンの素材全てにセラミックのみを使い、金属やプラスチックを一切含まないオールセラミッククラウンを使用しております。オールセラミッククラウンは、長期に渡って美しさをキープすることができ、金属アレルギーの方にも安心してご使用いただけるクラウンです。また、装着の方法も異なります。保険診療では、粉と液体を混ぜ合わせて作った接着剤のみを使用しており、数年経過すると徐々に劣化してきます。自費診療(審美性を重視した歯科診療)では、接着剤をレーザーで固めて歯と一体化するように装着していきますので劣化しにくいことも特徴です。装着後は噛み合わせをきちんと調整し、強く力がかかり過ぎないよう全体的なバランスを見てしっかりと調整しております。Q:オールセラミックとメタルボンドの違いは?

表面は、どちらもセラミック製の白いかぶせもの(クラウン)です。セラミックは色の変色が起きませんので、保険の材料のように黄色くなることはありません。お茶碗と同じ陶材のため、普段からたばこを吸うなど色の濃い食事を多く取られる方は、表面に茶渋などが着色することがありますが、クリーニングをすることでまた白さが蘇えります。セラミックは、歯や保険の材料のコンポジットレジンより硬い材質ですが、衝突する力には弱い部分があるので、まれに表面がチップする(欠けること)ことがあります。ですので、かみ合わせが強い場合は定期的に調整・研磨が必要になります。
メタルボンドは、金属の外側にセラミックを焼きつけたクラウンで、強度的に優れていますのでおもに奥歯におすすめです。内側の金属がシルバーなどの非金属を含む場合、金属が溶け出して歯茎の変色やブラックマージンを引き起こすことがあります。オールセラミックよりは金額は抑えられますが、自費治療のため保険のものよりは高額になります。メタルボンドを入れても数年後ブラックマージンが気になりオールセラミックに変える方が多くいらしゃいます。
オールセラミックとは、その名の通り、内側も全てセラミックでできたクラウンのことです。自然なツヤ感と透明感を持っている材質なので、ご自分の歯と見分けがつかないくらい美しく仕上ります。内側に金属を使わないため、金属アレルギーの方でも安心してご使用いただけます。メタルボンドよりも自然なグラデーションを再現でき、色調に優れているので、奥歯はもちろん前歯に最も適しています。合着材も歯と一体化させるもので合着させるので二次カリエスの予防にもなります。材料費は一番高額ですが、歯茎の変色やブラックマージンを引き起こさないため、長期に渡って白く明るい状態をキープすることが出来ます。

インプラントQA

2017年06月7日

Q 1インプラントとは何でしょうか?

インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形の目的で体内に埋め込むシリコン材料等は、いずれもインプラントです。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼称されます。しかし一般的には、歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いので、以下インプラントという言葉を使用します。

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Q 2インプラント治療の歴史について教えてください。

ヨーロッパでは上顎に鉄製のインプラントが埋まっている紀元3世紀頃のローマ時代の人骨が発見されています。また、中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている紀元7世紀頃の人骨が発見されています。このように、インプラントの歴史はとても古いのですが、確実な治療法になったのは比較的最近です。1952年に金属のチタンを骨の中に埋めると骨と結合する現象が発見され、1965年にスクリュー形状(ネジのような形状)のチタン製のインプラントの臨床応用が開始されました。骨と結合するインプラントの登場によって、インプラントの臨床成績は著しく向上しました。このように骨と結合するインプラントの臨床結果が優れていることが世界的に知られるようになったのは、1980年代になってからです。その後、インプラントには様々な改良が加えられ、臨床成績がさらに向上しています。

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Q 3インプラント治療とはどのような治療でしょうか?

齲蝕(虫歯)や歯周病(歯槽膿漏)によって、また外傷によって歯を失うことがあります。またヒトによっては先天的に歯が無い場合があります。そのような歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、適用できる治療方法です。

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Q 4インプラントの材料は何でしょうか?

咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨との結合することから、現在インプラント材料としては、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したインプラントが多く用いられています。

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Q 5インプラントの構造を教えてください

骨の中に埋める部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部品をアバットメントと呼びます。一般的にアバットメントはスクリューでインプラント体に固定されています。

アバットメントの上に義歯が付きますが、義歯がインプラント体に直接付く場合もあります。義歯が外れないように、セメントを用いて義歯を付ける場合と、スクリューで義歯をアバットメントあるいは義歯をインプラント体に付ける場合があります。

このように、セメントあるいはスクリューで義歯を付けた場合、患者さん自身で義歯を外すことは不可能です。 一方、インプラント体の上に特殊な装置(アタッチメント)を付けて、義歯の内面にもそれと接続可能な装置を付けることで義歯(入れ歯)を安定させると同時に、 患者さん自身が義歯を取り外すことが可能な治療法があります。このようなインプラントを用いて取り外し可能な義歯を安定させる治療法を、インプラントオーバーデンチャー(implant-supported overdenture)による治療法と呼びます。

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Q 7インプラント治療の利点は何でしょうか?

インプラント治療の利点は、義歯をしっかりと固定できることです。インプラント治療においては、残っている歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりすることはしません。残っている歯に負担をかけずに治療をおこなうことができることも、インプラント治療の利点です。

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Q 8インプラント治療の欠点は何でしょうか?

インプラント治療の欠点として、インプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため、全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、治療費が高額であることが挙げられます。 現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比較すると感染に弱いことも欠点です。さらに、インプラント埋入予定部位に骨が十分に存在しない場合、治療が困難であることも欠点です。 またインプラント治療において問題が起きた場合には、その問題の解決が難しいことも欠点です。

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Q 9インプラント治療法には様々な方法があると聞いていますが、その方法の違いを教えてください。

インプラント治療には1回法と2回法の二つの方法があります。「1回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた直後に、インプラントの一部、あるいはインプラントの上部に付けた部品が粘膜の上に露出します

 一定期間(下の顎では2-3カ月程度、上の顎では4-6カ月程度)を経た後に、型を採って義歯の作成をおこないます。「2回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います。 そして、一定期間(下の顎では2-3ヶ月程度、上の顎では4-6ヶ月程度)を経た後に、インプラント上部の粘膜を再度切開して(2回目の手術)、その上に部品を付け、1回法と同様に義歯の作成をおこないます

Q 10インプラント治療は誰でも受けることができるのでしょうか?

他の歯科治療と異なり手術を伴う治療であると同時に、治療終了後も十分なケアが必要です。 高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には注意が必要です。 また、現在服用されている薬によっては、インプラント治療が適さないこともあります。 インプラント治療を担当する歯科医師から、全身状態や服薬状態について聞かれた場合には、正確に答えてください。

インプラント埋入予定部位に充分な骨が存在しない場合には、インプラント治療をおこなうことが困難です。 インプラント埋入手術の前、あるいは埋入手術と同時に骨を造るための手術をおこなうことで、インプラント治療をおこなうことは可能ですが、患者さんの負担が増加します。

さらに、歯周病に罹患している患者さんや喫煙される患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが知られています。歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先しておこない、喫煙されている場合は減煙あるいは禁煙してから、インプラント治療を受けることをお勧めします。

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Q 11現在歯周病に罹っていますが、インプラント治療を受けることができますか?

歯周病に罹患している患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが報告されています。 歯周病に罹患している場合は、歯周病の治療をおこなってから、インプラント治療をおこなうことをお勧めします。

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Q 12インプラント治療の費用について教えてください。

通常のインプラント治療には健康保険が適用できませんので、全額患者さん負担の自費診療となりますので、治療費は高額になります。 しかし、最近外傷や腫瘍等の病気で顎骨を失った場合や、その部位に骨移植をおこなって再建した場合、先天的に歯や顎骨を欠損している場合に限って、インプラント治療に健康保険が適用されることになりました。 治療前の検査、インプラントを埋め込む手術、義歯による治療を含めて、治療が全て終了するまでに必要な治療費を、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

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Q 13インプラント治療の治療期間について教えてください。

インプラント治療においては、治療を開始から治療終了までの期間は、個々の症例によって異なります。顎の骨にインプラントを埋めてから、インプラントに骨が結合するためには、一定の期間が必要であり、この期間はインプラントを埋めた部位の骨の状態に大きく影響されます。 また、インプラント治療部位の骨の造成が必要な場合には、さらに治療期間が延びることになります。 インプラント治療を受ける前には、治療期間についても、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

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Q 14インプラント治療の手順について教えてください。

インプラントの治療は、順番に「インプラント埋め手術」、「義歯の作製と装着」、「メインテナンス」と続きます。

インプラント治療においては、インプラントを顎の骨に埋入する手術(インプラント埋入手術)を受けなくてはなりません。 インプラント治療の方法として2回法が選択された場合、インプラント埋入手術と、インプラントの上部の粘膜を切開する手術の2回の手術が必要です。 骨の造成が必要な場合は、インプラント埋入手術の前に別個におこなう方法と、インプラント埋入手術と同時おこなう方法があります。

インプラント埋入した後、一定期間を経て、型を採ってインプラントの上に付ける義歯の作成をおこない、義歯を装着します。

インプラント治療が終了した後、定期的に治療を受けた歯科医院に通院し、インプラント治療を受けた部位を含めて問題が無いかを診てもらうことを「メインテナンス」と呼びます。 治療を受けた部位に何も不具合が無い場合も、定期的に通院して診てもらうこと(メインテナンス)は、治療した状態を長期良好に維持するために大変重要です。

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Q 15インプラント治療の前にCTを撮る必要があるのでしょうか?

CTを撮影することで、上顎、下顎の骨の3次元的構造、骨の内部にある神経や血管の走行、さらにインプラント埋入予定部位の周囲の組織の状況が明らかになります。全ての症例にCT撮影が必須であるとは言えません。 しかし、CTを撮影することで、顎の3次元的な解析が可能ですので、より安全で確実なインプラント治療に繋がることは確かです。

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Q 16インプラント治療は痛くないのでしょうか?

インプラント埋入手術の際には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使用する局所麻酔を使用します。 また手術時間が長い場合でも、麻酔医がいるところでは静脈内鎮静法を用いることで、楽に手術を受けることができます。 したがって、手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔効果は一定時間しか持続しませんので、手術後には鎮痛薬(痛み止め)を服用していただきます。術後の痛みは、症例によって異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合、鎮痛薬を数回服用する程度で、痛みは次第に治まる筈です。 術後に長期間痛みが継続する場合は、担当医に問い合わせてください。

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Q 17インプラント治療後の腫れはありますか?

インプラント埋入手術後、インプラント部が腫れます。腫れる程度は手術の状況によりことなりますが、次第に腫れは引きますので心配はいりません。 また手術部位に関連して内出血が起きて顔の一部が紫色になることがあります。このようになった場合にも心配はいりませんが、治療を受けた先生にご相談ください。

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Q 18インプラント治療後の注意を教えてください。

インプラントは骨としっかりと結合しますが、天然歯と比較すると粘膜との結合が弱いため、感染し易い欠点があります。したがって、歯ブラシやその他の器具を用いた患者さん自身による毎日の口腔清掃が極めて重要です。 さらに、治療後の良好な状態を長期維持するためには、定期的な経過観察(メインテナンス)が欠かせません。 患者さん自身による口腔清掃が十分でない場合あるいはまた定期的なメインテナンスがおこなわれない場合、問題が起きる可能性が高くなります。

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Q 19インプラント治療後に定期的に来院するよう指示されました。その理由について教えてください。

治療後の良好な状態を長期維持するためには、治療を担当した歯科医による定期的な経過観察(メインテナンス)が極めて重要です。 インプラント治療後に起きる問題を未然に防止するため、あるいは問題が起きても早期に解決するためには、メインテナンスが重要であることをご理解ください。

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Q 20インプラント治療終了後に起きる可能性のある問題について教えてください。

義歯の破折(義歯の一部が欠けること)、義歯の脱落が起きることがあります。義歯を固定しているスクリュー、または、アバットメント(インプラントと義歯の間の部品)を固定しているスクリューの緩みが起きることがあります。 またインプラント周囲の感染(インプラント周囲粘膜炎あるいはインプラント周囲炎)が起きることがあります。インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の粘膜に限局した病変ですが、インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨の吸収をともなう病変です。 インプラント周囲炎はインプラントの喪失に繋がりますので注意が必要です。

これらの問題を予防するためには、患者さん自身がおこなう日常の口腔清掃が重要です。 さらに、患者さん自身が治療部位を含めて日頃から口腔内の状況に関心を持ち、もし何か変わったことがある場合には、治療を受けた歯科医(歯科医院)に直ちに連絡して診てもらうことが重要です。 治療後の経過が順調な場合も、治療を担当した歯科医(歯科医院)の定期的な経過観察(メインテナンス)を受けることを忘れないでください。

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Q 21インプラント治療を受けた場合、MRIやCTによる画像診断への影響はありますか?

チタンあるいはチタン合金のインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるので注意が必要です。また、チタンのインプラントが埋まっていることによって、CTによる画像診断が影響されることもあります。k

ホワイトニング QA

2017年06月5日

Q. ホワイトニングって痛くないの?副作用はないの?
A. 治療中に感じる不快症状として知覚過敏があげられます。半数近くの人に起こりますが、数時間で消失し症状が進行することはありません。
また、薬剤による歯のダメージはありません。アメリカでは二十数年間で数千万人が治療を受けていますが問題は報告されていません。しかし、妊産婦と若年者は影響が未知数ですので避けておくべきです。

Q. ホワイトニングの効果はどれくらい持続しますか?
A. 一般的に3~5年あるいはそれ以上効果が持続します。
もとの色に戻ることはありませんが、生活スタイルや加齢現象により若干あと戻り(治療前の歯の色に近づく)があります。しかし、定期的にタッチアップをすることで白さが甦ります。

Q. つめ物やかぶせも白くなりますか?
A. ホワイトニングは天然歯のエナメル質だけに作用します。充填物や前装冠を白くすることはできません。治療後の新しい色に合わせて取り換えが必要になることがあります。

Q. 他治療との関連は?
A. ラミネートベニアやオールセラミック等の審美的な治療の際、あらかじめそれ以外の歯にホワイトニングを施しておくことで、よりよい結果が期待できます。

Q. ホワイトニング治療期間はどのくらいかかるの?
A. 通常は4週間ですが、治療状況に応じて期間を延長しても問題ありません。

Q. ホワイトニングをしていたら、歯に白い筋や点がでてきたのですが、大丈夫ですか?
A. 上記の症状はそれぞれホワイトライン、ホワイトスポットといい、ホワイトニング中、一時的に出現することがありますが、治療が進むにつれ消失するので大丈夫です。

Q. ホワイトニング剤を飲み込んでも大丈夫ですか?
A. 50cc位飲用すると下痢を起こす可能性はありますが、治療に使用するのは少量であり、嚥下するのはごく少量なので大丈夫です。

Q. 知覚過敏が起こった時の対処法を教えてください。
A. 硝酸カリウムなど、知覚過敏抑制剤入りの歯磨剤を使うことで対処できます。
もちろん治療を中止すれば、知覚過敏は消失します。

Q. 歯肉への影響はありますか?
A.高濃度の過酸化水素水を使用するオフィスホワイトニングでは、歯肉の保護が必要です。ホームホワイトニングでは、低濃度のジェルを用いますので歯肉の保護は不要です。もし治療中に歯肉に異変が起こったならば、マウスピースが長いなど、物理的な刺激が考えられます。

Q. ジェルの濃度による効果の違いはありますか?
A. ホワイトニング効果は、濃度×時間です。
濃度が高いほど早く白くなるので、治療期間は短縮されます。ただし、知覚過敏の出現頻度も高くなります。

Q. ホワイトニング剤の保存方法・消費期限は?
A. 過酸化尿素のジェルは冷蔵保存もしくは風通しのいい直射日光の当たらない場所で保存していただければ、一年半から二年程度は使用できます。
過酸化水素のジェルは冷蔵保存していただいて、半年程度です。

Q. ホワイトニング剤の成分を教えてください。
A. 主成分は漂白剤である過酸化水素、または過酸化尿素です。(過酸化尿素は分解されて最終的に過酸化水素になります)その他、保湿剤や増粘剤、固結防止剤等が少量入っています。

Q. 妊産婦のホワイトニングは避けた方がいいと聞きましたが、授乳中はどうですか?
A. 授乳中も影響が未知数ですので、避けておいた方がいいでしょう。

Q. オフィスホワイトニングだけでも白くなりますか?
A. ホームホワイトニングほどは綺麗に仕上がらなく白濁しやすい上、後戻りも早いです。

Q. ホームホワイトニングは夜間装着という事ですが、就寝中困難な場合はどうしたらよいですか?
A. 昼間装着する方法もあります。歯科医師にご相談下さい。

Q. 歯を溶かしませんか?
A.今まで黄色くくすんでいた歯が白くなるので、歯の表面を溶かすから白くなったのではないかと考えている方もおられますが、歯科医医師が使用する漂白剤は殺菌剤と同じ成分で出来ています。この殺菌剤はばい菌を構成する有機物質を分解する働きがあります。漂白剤も基本的には同じで歯の表面に沈着した有機性の着色物質を分解します。歯の表面のエナメル質を構成している物質は漂白剤が分解することはありませんので、溶けるのではないかと心配する必要はありません。

Q. ホワイトニングが完了するまでの費用はいくらぐらいかかりますか?
A.ホワイトニングの要する費用は保険が使えず、自費診療となります。また治療期間と内容に個人差がある為、定額表示ができません。ホワイトニングは通常20歯以上が対象になります。仮に全ての歯を補綴(冠による歯科治療)で行ったとすると、治療期間、苦痛、費用などを考えれば、とても経済的な治療方法です。

Q. ホワイトニングとクリーニングの違いは何ですか?
A.クリーニングはあくまでも歯の表面の着色や汚れを落とし、本来の歯の色に戻します。歯科医院でも専用器具を使ってのクリーニングが受けられますが、あくまで表層の汚れを落とすのみです。ホワイトニングは歯の表面を通り、内部にまで作用が及ぶ歯科治療です。

歯周病Q&A

2017年06月5日

何回も歯磨き指導を受けているのですが、ある程度磨けている(スコアが20%くらいだと言われました)のにもっと丁寧に磨くように、といわれています。自分でもこれくらいが限界だと思いますし、自分で磨くよりも治療をしていただいた方が早く治るのではないでしょうか?

歯ブラシをしていて大事なのはその時にどれくらい磨けていたか、ということだけでなく、自分で自分の歯を全て見落とすことなく磨くことができることです。歯科医院には毎日通うわけでもありませんから、治療に通院している期間を通じて、磨き残しができるだけないように、磨けないところがないようにしてください。
もしも、全部自分で出来なくても治療で通院している間は歯科医院で歯周病の治療の一環としてプラークをしっかり除去してくださいますし、治療後も定期的にリコールしていただければ、歯周病が再発する可能性も少ないです。

歯ぐきの検査をするときや歯石を取るときにチクチクと痛いのですが、どうしてでしょうか。

歯肉の検査では、歯と歯肉の隙間である歯周ポケットの深さを測ります。また歯石を取るときは歯肉の上に覆い被さるように付いている歯石を取り除くのでどうしても器具の先端が炎症を起こして敏感になっている歯肉に触れます。
しかしそれが我慢できないようであれば、表面麻酔(スプレー式の麻酔)を用いるなどの方法もありますので歯科医師に相談して下さい。

歯石はどれくらいおきに歯科医院にとりに行ったらいいのでしょうか

本来、適切な歯磨きができていれば歯石は付きません。また歯石の付きやすさにも個人差があります。歯磨きの指導を受けても時間がたてば、その記憶が曖昧に疎かになりやすいのも事実です。
通常は1年に3回~4回が良いと言われています。
また、かかりつけの歯科医師(歯科医院)を決めて、歯石のつきやすさを継続してみていただければ、どのくらいの期間で定期健診を受ければよいかわかります。

歯石を取るときにレーザを使うと痛くないと聞いたのですが、本当でしょうか?

歯科用レーザには様々な種類があります。またレーザ以外にも歯石を取る器具はいくつもあります。いずれの器具を用いても痛くなく歯石を取ることは可能でしょう。
歯石の中には歯の周囲のポケット深くまで入り込んでいるものがあります。普通その場合は麻酔して取る必要がありますが、レーザを用いると麻酔が少量あるいは必要ない場合があります。

検査の時にエックス線写真を10枚以上撮影したのですがそんなに枚数が必要なのでしょうか?

エックス線写真検査は口内法と呼ばれる方法とパノラマエックス線写真と呼ばれる方法とがあります。前者は、1本1本の歯や歯周組織(骨)の状態を詳細に知ることができる方法で、上下左右と前歯と奥歯をそれぞれ撮影しますので、10~14枚撮影します。後者は顎関節を含めた上下の顎の骨の状態まで把握できます。被爆量についてはどちらの方法も問題はありません。

歯ぐきが腫れたときに歯科医院へ行くと、ポケットといわれる部分を洗って薬をくれます。それで腫れは治るのですが、数ヶ月たつとまた腫れてしまいます。どうしてでしょうか?

歯周ポケットは深くなると歯ブラシが届きにくく、ポケットの中の細菌を自分で清掃することは困難です。そこで歯科医院ではポケットの中を洗うことと抗生物質などの飲み薬で症状は軽減させます。
ところが、ポケットの中にはまだ細菌を含んでいる歯石が歯の根の部分に付着したまま残っています。これを放置すると歯周ポケットの中に細菌が繁殖することになり、炎症が進行するので、歯肉(歯ぐき)が再び腫れてくるのです。

入歯のばねがかかっている歯がぐらぐらしてきたので、歯科医院に行ったら歯の周りの骨がなくなったと言われました。これも歯周病のせいでしょうか。

入歯のばねがかかっている歯は他の歯よりも負担が大きいので、長い間使用していると歯を支えている骨が吸収されることがあります。これ自体は歯周病ではありません。
ところが、入歯のばねがかかっている歯はプラークがつきやすいので、歯周病に侵される危険も高くなりますので気をつけて下さい。

自分の歯を残してもらいたいので歯科医院に行ったのですが、抜いた方が良いと言われました。歯周病の治療をしても自分の歯が残らないのでしょうか。

歯周病の治療により、歯肉(歯ぐき)の炎症はほとんどなくなり、歯周病の進行はほぼ止まります。ところが、来院していただいた時点で、歯を支える中心となる骨がなくなっていると、歯肉があっても歯が抜け落ちてしまいますし、しっかりと噛むことができません。ですから症状が進んでしまった歯は抜くと診断されたのです。

重度の歯周病にかかっていると診断されました。早期に抜いた方が良いといわれたのですが、なんとか歯を残せないのでしょうか。

保存が無理になっている歯をいつまでも残しておくと、隣の歯を支えている骨が無くなってきてしまいます。またいたずらに抜いたほうが良い歯を残していると、最終的に抜いた後で入歯も難しくしてしまったり、腫れたり痛みがでるなどの不快症状を繰り返す原因になります。

歯周病の治療に歯石をとったら歯ぐきが下がってすき間が開いてきました。それに食べ物がはさまったり、息が抜けてしゃべりにくくなったりしています。どうしてでしょうか。またどうしたらいいのでしょうか。

歯石を取った後歯肉が下がったのは、歯の間を塞いでいた歯石を除去したこと、歯石を除去したことで歯肉の腫れがひいたためです。すき間が開くと、結果的に食べ物がはさまりやすくなります。また御指摘の通り、息が抜けて話しにくくなります。食べ物がはさまるのはある程度は加齢による自然なものといえますが、挟まったままですと、これが原因でプラークが蓄積して歯周病が再発してしまいますので、きちんと歯ブラシや歯間ブラシで除去しなくてはなりません。
息が抜けるのはある程度仕方ないことといえますので、このような症状が気になり、無くしたいのであれば、すき間の開いた歯にそれぞれ金属やポーセレン(白い歯)のかぶせ物により対処できます。しかしこの場合歯を削る必要がありますので歯科医師によく相談してください。

特に症状がなかったのですが、歯周病の治療ということで歯石をとった後で、歯がしみたり、歯が少し浮いた感じがして噛みにくくなりました。治療を受けたのに、なぜ症状が出てきてしまうのでしょうか。また、治るのでしょうか、心配です。

歯周病の場合、歯と歯肉の間にできたポケットの中に歯石は付着しています。この歯石を取ると歯の根の部分が露出します。この部分は歯の神経に近いので、冷たいものがしみやすくなります。この場合、しっかりと磨いていればポケットが浅くなってしみなくなりますが、しみるのには個人差もあり、症状が激しい場合は、歯の知覚が過敏になったことに対する治療が必要になります。
歯石を除去した後に歯が浮いた感じがするのは、歯石を除去する時に働く力が歯を噛む方向と逆になっている場合が多いからです。歯肉のポケットの中から外に向かって掻き取りますので、歯石を除去した後で浮いた感じがするのです。
歯はかなり弱っていて抜いた方が良い場合もあります。

歯周病の歯肉を外科手術すると言われたのですが、怖いです。実際にはどのような治療で、時間はどれくらいかかるのでしょうか。またその後、どうなるのでしょうか。

歯周病に対する外科手術には、腫れが引かない歯肉を除去するもの、歯の周囲にあるポケットを除去するもの、歯を支えている骨を移植するもの、歯を磨きやすいように歯肉や粘膜の形を変えるものなどがあります。
外科手術に必要な時間は治療対象となる歯の本数にもよりますが約1~2時間かかります。治療の後は、縫合して、包帯しますので、1週間後に縫合と包帯を除去し、経過を1~数ヶ月経過を追います。
怖がる必要はありませんので、手術の内容を担当医に聞いて、よく相談して下さい。

歯周病の再生治療はどの程度、歯ぐきや(歯槽)骨が再生するのでしょうか。

歯周病の発症時期にかかわらず、治療により再生は起こります。しかし、再生治療の適応となるケースが限られています。一般的には中等度の歯周病が対象となります。
また、患者さんの年齢や体力、免疫力、御自身による歯磨きなどの努力により大きく左右されます。

歯周病の再生治療はどのくらいの期間で再生するのでしょうか

再生は治療の直後より始まりますが、見かけ上の治癒が起こってからも継続し、通常半年以上かかります。
また、再生した状態を維持させるには定期的なメインテナンスを継続されることが必要となります。

現在行われている歯周病の再生治療はどれくらい費用がかかりますか?

近年、再生療法は様々な方法が開発されてきていますが、まだ我が国では一部の大学病院を除いて保険診療の中で使用することは認められていません。
また再生療法に主に用いられる膜やジェルは材料費だけでも1回分で2万円近くします。詳細については近くの大学病院や専門医のいる歯科医院に相談して下さい。

金属の歯(あるいはポーセレンの歯)を10年前に入れたのですが、最近少し動く感じがしたので歯科医院に受診すると歯と入れた金属の歯が合わなくなったため歯周病にかかったと言われました。外側の金属は減ることはないと思いますが、どうして歯周病にかかってしまったのでしょうか?

人工のかぶせ物や詰め物を入れた歯は、どんなに適合が良くてもセットしてからの手入れが悪くなると歯との境目にプラークが溜まり、歯周病が起こってきます。ポーセレンの治療の場合は保険外の治療でお金もかかっていますので、治療を受けた歯は特に歯磨きに注意して、歯科医院でのメインテナンスが必要となります。

根管治療QA

2017年06月4日

Q.根管治療(歯内療法)ってなんですか?

A. 歯の根の中の神経や血管など(あわせて歯髄と呼ばれます)が通っている管を根管と言います。 歯髄は根の先端から歯の中に入り、歯の成長発育に重要な役割を果たします。 しかし、成人になり歯が成長したあとは、歯髄がなくても根のまわりからの栄養供給によって歯は生存できます。
歯の根の治療である根管治療(歯内療法とも呼ばれます)は歯髄が炎症や感染を起こした時に必要になります。 原因は深い虫歯、歯の亀裂、外傷などです。炎症や感染をそのまま放置しておくと、 歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。 場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりと全身的にも影響が出ることもあります。 根管治療によって、これらの症状が軽減したり、治癒したり、予防できたりするのです。
根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、 再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。このように歯髄を除去する治療法を抜髄と呼びます。 一方、以前に根管治療が終了している根が再び感染してしまった場合にも、根管治療が行われます。 この場合の治療法は、感染根管治療と呼ばれます。

Q.神経をとる必要があると言われたのですが?

A. 根の中の神経にはある程度の抵抗力はあります。しかし、神経が狭い空間に入っていることや 神経が根の中に入って来る部位が狭く血管が豊富でないなどの理由で、 一度神経に炎症が生じるとそのまま死んでいくことが多いです。 激しい痛みがあったり、神経の部屋が見えてしまうくらい大きな虫歯があったりする場合は神経をとる必要があります。
痛んでいた歯の神経が死んでいくと、一時的に痛みは和らぐこともあり、 患者様が感じる症状と歯の状態が一致しないこともあります。主治医の先生とよく相談して下さい。

Q.神経をとるのに大きな穴が開くのですが、あんなに削ってだいじょうぶですか?

A. 歯は構造上内部が軟らかいので、虫歯は外から見えている以上に中で広がっていることが多いです。 そこで悪いところはすべて取り、さらに残った部分がかみ合わせの力で割れないように 形を整えると大きな穴が開いたように感じますが、歯を残して治療していくために必要な処置です。

Q.虫歯を取るために、歯肉を切る必要があると言われました。そのような処置は必要なのでしょうか?

A. 根の治療のためにはまず虫歯を取りきる必要があります。虫歯は歯の中を進行して行きます。 歯肉より下の部分の歯がむし歯になっていると、虫歯を取ることにより歯肉から出血して 確実な処置ができなくなったり、あとでかぶせや詰め物が入らなくなったりします。 そこで、麻酔をして歯の周りの歯肉を切り取った後、虫歯を取りきる処置を行う場合もあります。 歯肉の傷は時間の経過とともに治っていきます。Q.神経を殺す薬が入っていると言われましたが、顎の骨は大丈夫でしょうか?

Q. 根の先に病気ができていると言われたのですが?

A. 口の中から根管に細菌が入って増殖すると、根の先端の歯髄の入り口を通ってからだの中に細菌が広がります。 細菌などが入ってくるとからだは免疫反応で対応します。
感染が強い場合は比較的早期に腫れたり痛みが出たりします。 しかし、根の中の感染はからだに対して弱い慢性的な刺激となることが多いため、 からだは内部に細菌が入ってこないように堤防のような防御帯を作ります。 これが根の先にできる病気(根尖病変)としてエックス線で確認されます。 根の先の周りの骨が溶けるので、エックス線写真では黒く写ります。 多くの場合、病気の初期の段階では症状はありません。原因は根の中の細菌などの感染なので、 根の中を掃除する根管治療が治療の第一選択になります。
根尖病変は慢性的な経過をとることも多いので、治療に関しては主治医の先生とよく相談して下さい。

 

Q.根の先に病気ができているけれど確実に治るとは限らないと言われたのですが、どうしてですか?

A. 根の先にできた病気の原因は根管の中の細菌であり、根管治療ではそれを取り除く治療を行います。 しかし、歯の根管はまっすぐな管ではなく、曲がっていたり、枝分かれしていたりするため、 一度細菌に感染してしまった根管を完全に無菌化することは非常に困難です。 また、根の先が溶けてしまい根の表面に細菌が住み着いてしまう状態になることもあります。 この状態では根管からの掃除では細菌を取り除くことができません。 その他さまざまな原因で、一度症状が治まっても再発する場合もあります。 これまでの報告では根の先に病気のある歯の根管治療の成功率は、60~80%程度とされています。 したがって、確実に治るとは限らないという表現になったと思われます。 歯の状態はそれぞれの歯によって異なりますので、主治医とよく相談して下さい。

 

Q.治療期間中にすごく腫れたのですが、大丈夫ですか?

A. 根の先はからだの中につながっていますので、根の中の細菌などの感染源を除去する根管治療では、 一時的に細菌などがからだの中に入ります。するとからだの方では入ってきた細菌などに対して 免疫反応が生じて、からだの均衡を保とうとします。 この反応の結果、歯がしくしくしたり浮いた感じがしたり、場合によっては 根の先の歯肉が腫れたりすることがあります。 症状が軽度なものは3~4割程度の確率で生じるとされ、通常は1週間程度で自然に治まります。 一方、残念ながら根の先の歯肉が腫れたり、ズキズキした痛みを伴う症状 (フレアーアップと呼ばれています)が生じることも数%の確率であります。 この場合は洗浄や抗生物質や鎮痛剤の服用などの処置が必要になります。 いずれの症状が出ても、根管治療の成功率には影響がないとされています。 主治医とよく相談して治療を最後まで続けて下さい。

Q.根の治療のあとに削ってかぶせると言われたのですが?

A. 根の治療(根管治療)を行うと、歯は筒状になり、かみ合わせの力などの外力により割れやすくなります。 そこで、かみ合わせの力を分散させるために歯を削って歯をおおうようにかぶせる治療が 一般的に選択されます。歯に接着する材料の進歩により、 前歯などではかぶせるのではなく穴を詰める治療が行える場合もあります。 ただし、神経を取った歯は詰め物が欠けても痛みが出にくいので虫歯が進行しても気づかず、 大きな割れにつながってしまうこともあり、注意が必要です。 いずれにしても、根管治療が終了した歯を長持ちさせるためには定期的な検診が重要です。

 

Q.根の治療が終わっても咬むときに痛むのですが?

A. 根の治療で歯の内部の神経は取り除きますが、歯のまわりにも神経があります。 根の治療後程度の差はありますが、このまわりの神経に一時的に痛みが出たり過敏になったり することがあります。もともと痛みが続いていた歯の場合は、 しばらく痛みが続く場合もあります。主治医の先生に経過を診てもらって下さい。

 

Q.根の中に土台が入っていて治療が出来ないと言われました。歯肉を切って
根の先の手術をすると言われましたが、どのようにするのでしょうか?

A. 歯の中にしっかりとした土台が入っている場合、 再治療のために土台を除去しようとすると根にヒビが入ったり、折れたりすることがあります。 歯を長持ちさせるためのメリットがあると考えられる場合に、 通常の歯の頭の方からではなく、逆に根の先(根尖)の方から治療する手術法があります。 歯根尖切除法と呼ばれています。歯肉を切開して根の先から感染した部分を取り除きます。

 

Q.根の先が溶けていて、根の中からの治療では治らないので、歯肉を切って
根の先の手術をすると言われましたが、どのようにするのでしょうか?

A. 根の先が病気により溶けることがあります。その場合、 根の中を歯の頭の方から治療する根管治療では、 溶けた根の先の周辺の感染した部分を取り切れないことがあります。 歯を長持ちさせるためのメリットがあると考えられる場合に、 通常の歯の頭の方からではなく、逆に根の先(根尖)の方から治療する手術法(歯根尖切除法)が あります。歯肉を切開して根の先から感染した部分を取り除きます。

 

Q.根の中に金属が入っていると言われたのですが?

A. 根の中の根管は曲がっていたり、枝分かれしていたりするため、 治療用の器具が途中で折れて根管の中に残ることがあります。 研究報告では、数%の確率で生じるとされています。 根管治療に使用する器具は通常、ステンレス製かニッケルチタン製であり、 根管の中に残っても溶けたり腐蝕したりすることはなくほとんど変化しないと考えられます。 したがって、根の中に金属が入っていること自体がからだに影響をおよぼすことはほとんどありません。
一方、根管治療が成功するかしないかは、細菌などの感染物質が根管にどの程度存在し、 それがからだにどれくらい影響するかにより決まります。 これまでの報告では根管の中の金属の存在の有無は治療成績に影響しないとされています。
治療においては、金属を除去できる場合は除去を試みます。 しかし、除去することによって根を傷めてしまう恐れがある場合はあえて除去せずに 根管治療を完了する場合もあります。主治医とよく相談して下さい。

 

iod QA

2017年03月8日

1)顎堤の保存

Q:オーバーデンチャーあるいはインプラントオー バーデンチャーとすることで顎堤は保存,維持で きるのか?

A:少なくとも支台歯,支台となるインプラント周 囲の顎骨の吸収は抑制される.しかしながら,粘 膜支持部位では吸収は進行する可能性がある.

(1)天然歯を支台としたオーバーデンチャー 顎堤は抜歯後吸収していくことが知られている8,9) が,Zarb と MacKay 10)はこの現象を義歯使用による代 償(生物学的代償,biological price または biological cost)と考えるべきであると提唱した.

Crum と Roony 11)は上顎がコンプリートデンチャー,

下顎が天然歯を支台としたオーバーデンチャーの症例 (平均 0.6 mm)の方が,上下顎コンプリートデンチャー (平均 6.0 mm)よりも 5 年間での顎堤の吸収量が少な

かったことを示し,天然歯を支台としたオーバーデン チャーが顎堤吸収を減少させる,言い換えれば生物学 的代償を軽減させえることを示した.

(2)インプラントと骨吸収の抑制効果の違い 義歯床下の顎堤の吸収が不可避なものとすれば,そ の進行をできる限り遅くし,できれば抑制する方法を 考えなければならない.Brånemark 12)は早くからオッ セオインテグレーションタイプのインプラントが顎骨 の吸収を抑制し,かつリモデリングを促進するのでは ないかと考えていた. このことを検証した報告も多く見られる.Denissen ら 13)はインプラントを用いた症例の長期的な観察結果 において顎骨の量が維持されたことを報告し,インプ ラントによる顎骨吸収の予防の概念を提唱した.van Steenberghe ら 14)は 158 名のインプラントオーバーデ ンチャーの支台として用いたインプラント周囲の骨吸 収を 12 年間について長期的に観察し,平均 1.7 mm の 骨吸収にとどまったとしている.またその報告のなか で,吸収量は経過時間のみに関連し,患者の年齢,性 別,対合歯の状態,インプラントの位置,口腔清掃の状 態には関連しなかったと述べている.

Reddy ら15)は,60 名の固定性上部構造のインプラ ント症例において,術後に顎骨が(開始時 7.25 +/- 0.25 mm が 4 年後:8.18 +/- 0.18 mm)と有意に成 長したことを報告している.これに対してオーバー デンチャーとコンプリートデンチャーを比較した Kordatzis ら 16)の報告では,5 年間でコンプリートデン

チャーでは平均 1.63 mm であったのに対してオーバー デンチャーでは 0.69 mm であったとしている.一方 Blum と McCord 17)はインプラントオーバーデンチャー においても顎堤の吸収がみられたと報告している. これらの相反する報告は,顎堤の吸収の計測部位を どこに設定するかにかかわる違いであり,顎堤全体と して吸収量から支台歯あるいはインプラントの周囲で 維持される顎骨を差し引くことを考えるとその量は少 なくなると考えられる. 言い換えれば,オーバーデンチャーにおいても粘膜 支持部位での顎堤吸収が進行する可能性は依然として 残されていることになる.

(3)顎骨吸収のメカニズムとインプラント支台 以上のように,天然歯を支台とした場合ならびにイ ンプラントを支台とした場合にその周囲の顎骨吸収の 抑制効果がみられることは,歯根またはインプラント を介したリモデリングによる維持であることが予想さ れる.コンプリートデンチャーにおいて吸収が進行す るのは Atwood18)が提唱した顎堤吸収の三大要因の ひとつに力が含まれており,Maeda と Wood19)がシ ミュレーションモデルで示したように義歯床による沈 下回転が特定部位への圧縮応力の集中を招くこと,そ のことが骨膜での血液循環に影響し骨吸収に導く可能 性があることで説明することができる.これに対して Maeda ら20)が同じくシミュレーションモデルを用い て天然歯,インプラント,有床義歯を介した力でのリ モデリングの可能性を比較した結果では,天然歯とイ ンプラントでは骨の添加,吸収がみられるのに対して, 有床義歯下での顎骨では吸収のみがみられたことを報 告している.

(4)歯根埋伏法について 支台を介した力の存在が顎堤の抑制効果に影響する とするならば,歯根が粘膜下に埋伏している場合には その効果はあるだろうか.残存する歯根を埋入して顎 骨を維持しようとする考え方は新しいものではない. 当初の術式においては,歯根を骨縁下まで削りこみ, 軟組織で被覆することで,根の表面に顎骨が成長して 被覆することを期待していた 21, 22).しかし Bowles と Daniel 23)は生活歯根を埋入した場合について考察して いるように,結果的には上皮がダウングロースして歯 根表面に達してしまい裂開を生じることが多いことが 分かる.上皮のダウングロースを防ぐには Maeda ら24) が報告しているように埋入時に GTR のメンブレンで 被覆することがあり,その場合には顎骨の形成がみら

れた. 裂開には残存する歯根膜あるいは根管内の感染物質 が影響していることも考えられ,Demiralp ら25)が提 唱する意図的な再植のように,いったん歯根を抜歯し た上で歯根膜ならびに根管内の物質を除去した上で再 度埋入する方法も効果的であると考えられる.この場 合には歯根は骨に置換される可能性が高い. 歯根埋伏を行った後の顎骨の吸収に関しての長期間 のデータを示したものはほとんどないが,臨床的には 長期間に埋入した歯根そのものが存在している場合に は顎堤の吸収はほとんどみられないことが多い.それ に対して歯根が骨に置換された場合においては,その 部位の吸収速度は緩徐であることがいえる. しかしながら,これらの点については長期的データ による分析の余地が残されている.

2)歯根膜,インプラントに生理学的意義があるか

Q:歯根,インプラントを支台として用いる生理学 的意義はあるか?

A:咬合力を調節する上で効果があるが,支台の存 在で義歯が安定することで調節機能が向上してい る可能性もある.

Kay と Abes 26)はオーバーデンチャーの支台歯の歯 根膜が下顎の開口反射に寄与することを報告してい る.Nagasawa ら27)は支台歯の歯根膜感覚があること で咀嚼筋を効率的に活動させられると報告している. インプラント支台に関してはJacobsとvan Steenberghe 28)が,天然歯とインプラントの支台の口腔 内の感覚について比較し,インプラント支台では判別 閾値が上昇したことを報告している. Mericske-Stern ら29)も同様に天然歯とインプラント 支台の判別できる最小圧と最大咬合力を比較している が,インプラント支台での判別閾値ならびに最大咬合 力の上昇を報告しており,歯根膜の存在は大きな要素 ではないとしている.

さらに Mericske-Stern 30)は,天然歯の厚みの判別能 がインプラントよりも優れてはいるが,オーバーデン チャーとして義歯床で被覆した場合にはその効果は減 弱する可能性を示唆している.また,高齢者において は少数歯残存症例でのオーバーデンチャーは有効な選 択肢であり,下顎無歯顎に関してはインプラントも有 効な手段であり,機能的には歯根膜の有無は問題では ないとしている31).

一方,Trulsson と Gunne32)は食物を壊さずに把持

するための調節機能に関しては天然歯とインプラン トを比較して,歯根膜は正確な調節機能を有してい ることを実験的に証明している.さらに Svensson と Trulsson 33)は天然歯を支台とした固定性ブリッジと固 定性のインプラント上部構造での比較を行った結果に おいては,両者がほぼ同じであり,連結すると個々の 天然歯の調節能力は失われる可能性を示唆している. ただ,天然歯あるいは,インプラントを支台とするオー バーデンチャーの場合については検討された報告はな く,オーバーデンチャーの支台の生理学的な役割につ いてはさらなる検討が必要であるといえる.

3)支台の経過:支台の生存率

Q:オーバーデンチャーの支台の生存率に影響する 因子は?

A:天然歯の場合にはう蝕,歯周疾患が,インプラ ントの場合には埋入部位により生存率は影響を受 ける.

(1)天然歯支持のオーバーデンチャーの支台の生存 率

天然歯を支台とした場合の生存率については,テレ スコープオーバーデンチャーにおいて,上下顎それ ぞれについて Coca ら34) は 7 年経過において上顎で 68%,下顎で 73%,Mock ら35)は 10 年経過において 上顎で 83.5%,下顎で 60.6% と報告している. また,根面板を使用したオーバーデンチャーについ ては Ettinger ら36)は最大 12 年間におよぶ追跡調査の 結果 94.7%,Budtz37)は 3 年間で 95% であったと報 告している.天然歯支台のオーバーデンチャーでは支 台歯の喪失に至るまではいかないが,う蝕,根管治 療などにより支台歯の再治療が必要になることがあ り,前述の Ettinger ら36)は全支台歯の 23% がう蝕で, 16% が根管治療により再治療が必要であったと報告し ている. いいかえると,う蝕,歯周疾患に対する定期的なメ ンテナンスの必要性が高いことが示されている. 1支台歯のう蝕への対応

Toolson と Smith 38)はオーバーデンチャーの支台歯 に二次う蝕が高頻度で発生し,とくにう蝕のリスクの 高い患者においてはその状態が持続するとしている. また Toolson と Taylor39)は 10 年の経過において 77 歯のオーバーデンチャーの支台歯のうち 11 歯をう蝕 が原因で失ったと報告している.これに対してはすで に述べたように,適切なブラッシング方法のみでなく,定期的なフッ素の塗布やフッ素含有のジェルを塗布し た義歯をトレーとして用いることが考えられる. ToolsonとSmith38)は,定期的なフッ素の塗布が う蝕の抑制に効果的であることを報告している.フッ 素の効果に関しては Ettinger ら40–42) が抜去歯を用い た実験から,脱灰は根面よりも咬合面に生じやすいこ と,またフッ素の効果は濃度に影響されることを報告 しており,高濃度の NaF が効果的であるとしている. Hong ら43)は,その頻度に関してジェルを毎日塗布す ることが最も効果的であることを実験的に明らかにし ている.

2支台の歯周組織の変化への対応 オーバーデンチャーの支台歯においては,歯周組織 の変化も問題になる.Toolson ら44)は gingival index, pocket depth, plaque index, mobility に関して 89 名 のオーバーデンチャー患者について 2 年間観察した結 果においてはほとんど変化がなかったが,その理由と しての口腔清掃のモチベーションを高めたことをあげ ている.また Toolson らの 10 年後の結果 39)では歯周 疾患による抜歯は 4 本であった.

Renner ら45)は 7 名のオーバーデンチャーの患者の 12 歯について,6 カ月毎にメンテナンスを行った上で 4 年間観察した結果から,動揺が減少した支台歯が多 いことを示し,定期的なメンテナンスの必要性を強調 している.

Kern と Wagner46)は 74 名の患者おいての比較で, コニカルタイプのコーピングのみ,あるいはコーピン グとクラスプとを併用したパーシャルデンチャーでの 支台歯の歯周組織の変化は,クラスプのみを用いた パーシャルデンチャーに比較して少なかったと報告し ている.これはデザインを単純化することが,清掃性, 力学的に有利に作用した効果であるとしている.

(2)インプラントオーバーデンチャーの支台の生存 率

インプラントオーバーデンチャーにおける支台の生 存率は上顎と下顎で異なり,上顎は下顎に比べてイン プラントの生存率が低いと報告されており 47),実際に 上顎と下顎を比較した研究では Bergendal ら48)の 7 年 経過報告では上顎が 75.4%,下顎が 100%,Jemt ら49) の5年経過報告では上顎が72.4%,下顎が94.5%と報 告され,両報告ともに上下顎の間に 20% 以上の差があ る.この理由として骨質等の解剖学的な条件や咬合力 が加わる方向の違いが考えられている. 1上顎の場合: 上顎インプラントオーバーデンチャーのインプラ

ントの生存率に関しては,今までに多くの臨床研究 が行われているが,5 年以上の長期経過報告におい て,Jemtら50)の71.6%からSannaら51)の99.2%と 報告によって大きな差がある.Goodacre ら52)は,上 顎インプラントオーバーデンチャーは他のインプラン ト補綴と比較して最もインプラントの喪失が多いと報 告している.しかし,これまでの報告の結果を見ると 2000 年を境に生存率が大きく異なり,2000 年以前 の報告ではほとんどが 70% ~ 85% であるのに対し, 2000 年以後の報告では 85% ~ 95% と大きく増加し, 2005 年以降の報告ではほとんどが 95% 以上である. これはインプラントの表面性状の変化や過去の報告か らのインプラント本数等の治療計画の見直しによるも のと思われる. また,インプラントの生存率はインプラント数や使 用アタッチメントによっても異なる.下顎では McGill コンセンサス 5–7),York コンセンサス 53)において 2 本の インプラント支持が第一選択であると報告されている が,上顎に関しては明らかなインプラントの本数につ いての報告はない.Slot ら 54)は上顎インプラントオー バーデンチャーに関するレビューにおいて,支持イン プラント数が 6 本以上の 7 報告からバーアタッチメン トを使用した場合は 98.2%,支持インプラント数が 4 本以下の 4 報告からバーアタッチメントを使用した場 合が 96.3%,3 報告からボールアタッチメントを使用 した場合は 95.2% と算出している.さらに,それ以外 のアタッチメントを使用した場合は,マグネットを使 用した場合の報告はなく,ロケーターを使用した場合 が 100% 55, 56)と報告されているが,長期経過報告は少な く,また症例数が少ないため今後の報告が期待される. 2下顎の場合: 下顎インプラントオーバーデンチャーについても上 顎と同様に多くの臨床研究により報告されているが, 5年以上の長期経過において 94.5%50)~ 100%48)と 上顎に比べて生存率に大きな差は見られない.インプ ラントアタッチメントによる生存率を比較した場合, 主にバーアタッチメント,ボールアタッチメント,マ グネットアタッチメントが使用されており,Davis ら57)は5年間での生存率がボールアタッチメントで 96.2%,マグネットアタッチメントで 91.7%,Naert ら58)は10年間においてボール,バー,マグネットの すべてで 100% と報告している.また,インプラント の本数と生存率の違いについては,前述の2つのコン センサス5–7,53)に示されているようにほとんどの報告 が 2 本のインプラントを支台として使用しているが, Batenburg ら59),Visser ら60),Meijer ら61)がそれぞれ

3 年,5 年,10 年間にわたり 2 本の場合と4本の場合 を比較しており,両者の間に有意な差は見られなかっ たと報告している.また,Walton ら62)は1本と 2 本 の場合を比較し,1 年間で両者とも生存率は 100% で あったと報告している. 以上のように,天然歯の支台の場合にはう蝕,歯周 疾患が,インプラントの支台の場合には埋入部位によ り生存率は影響を受けると考えられる.

4)アタッチメント

Q:支台装置(アタッチメント)にどのような差が あるか,どのように選択すべきか?

A:それぞれに適応できる条件が異なり,単なる比 較は無意味であり,同一症例における選択では利 点と欠点を考慮して選択するべきである.

2013 年末で Pub-Med で検索するとインプラント オーバーデンチャーのアタッチメントに関する比較研 究は約 50 論文ある.その多くが模型実験による維持 力の比較,維持特性の比較,臨床的には患者満足度の 比較,問題事象(周囲骨の吸収を含む)の発生頻度の 比較などである. 模型実験では維持力の大きさが主に検討され,ボー ル,ロケーター,バーのように金属や弾性材料でアン ダーカットをつかむタイプのアタッチメントの場合に は初期の維持力が大きくても継時的に減少するが,磁 性アタッチメントではほとんど変化しないことが明ら かにされている63).

臨床的な比較では Neart ら64)の報告では磁性アタッ チメントの維持力の低下が示されているが,義歯床の 回転沈下による位置ずれが原因であったことが推定で きる.

Ellis ら65)のボールアタッチメントとマグネットア タッチメントの比較研究では,ボールアタッチメント に対する患者満足度が高かったものの,被験者の 3 分 の 1 が最終的に磁性アタッチメントを選択している. また Akca ら66)の早期荷重 1 回法によるインプラント オーバーデンチャーにボールアタッチメントとロケー ターアタッチメントを用いた 5 年間 19 症例の RCT の 報告では,両者の成績に大きな差はないものの,骨吸 収や問題事象の発生頻度はややボールアタッチメント で多くみられたとされている.Al-Zubeidi ら67)の 5 年 経過症例に関する研究結果においては,5 年後には患 者満足度においてアタッチメントのタイプによる差は なかったと報告している.

Trakas ら68)のレビューにおいては文献をもとに,1 インプラントの生存率,2インプラント周囲骨の吸収 量,3軟組織の変化,4維持,5応力の分散,6必要な スペース,7問題事象,8患者満足度,をもとにアタッ チメントを選択することを提唱している. しかしながらこれまでの研究結果にはあまり共通性 があるとは言えない.これは単に同じアタッチメント というカテゴリーには含まれるが性質の異なるものを 同列に比較していることが原因であり,今後はアタッ チメントの高さ,幅,さらに埋入位置を少なくとも同 一にして検討する必要があると考えられる.

5)患者満足度(維持,安定を含めて) Q:オーバーデンチャーの患者満足度は高いか?

A:満足度は高いといえる.

Ettinger と Jakobsen69) は,天然歯を支台とした オーバーデンチャーの患者満足度を予測するには, その維持と外観が指標となることを報告している. Wismeijer ら70)は,従来のコンプリートデンチャーで は難症例とされたインプラントオーバーデンチャー 64 症例において,装着 6 年後までの経過において 95% の症例で満足が得られたと報告している.Feine ら71) は固定性と可撤性のインプラント上部構造の比較をク ロスオーバーの形式で,患者がどちらを選択するかを 検討した.その結果では可撤性を選択したグループの 年齢は高く,外観や安定性よりも清掃性の容易さを最 も重視したとしている.Boerrigter ら72) は 130 名の 被験者による RCT でコンプリートデンチャーとイン プラントオーバーデンチャーの満足度を比較している が,顎堤がより吸収している症例においてインプラン トオーバーデンチャーによって満足度を向上させたと している.

さらに Walton ら 62)は,インプラントオーバーデン チャーの支台となるインプラントが 1 本の場合と 2 本 の場合について RCT を 86 症例で実施しており,装着 1 年では両者の満足度には差がなかったとしている. また Thomason73)は,インプラントオーバーデン チャー装着後の患者満足度と口腔関連 QOL について 10 論文 7 つの RCT によるメタアナリシスを行ってい る.その結果,インプラントオーバーデンチャーはコ ンプリートデンチャーに比べて高い患者満足度と口腔 関連 QOL を示したとしている. 以上のようにオーバーデンチャーはコンプリートデ ンチャーに比較して患者に満足度を与えうるものであるが,満足度を高めた要因が維持なのか安定なのかは まだ明確にされていない.

6)咀嚼機能,咬合力

Q:オーバーデンチャーは咬合力,咀嚼能力(能率) に関して通常のコンプリートデンチャーと比較し て優れているか?

A:オーバーデンチャーはコンプリートデンチャー よりも優れているが,その要因としては義歯の安 定があげられる.

(1)天然歯支台のオーバーデンチャーの場合 天然歯支台のオーバーデンチャーについては咀嚼 能率を比較した報告は少ない.Fontijn-Tekamp ら74), Rissin ら75)は天然歯列とコンプリートデンチャーと オーバーデンチャーの 3 種類を比較し,オーバーデン チャーは天然歯列には劣るがコンプリートデンチャー よりはすぐれていたと報告している.さらに,Chen ら76)はインプラントオーバーデンチャー,天然歯支台 のオーバーデンチャー,コンプリートデンチャーを比 較し,両オーバーデンチャーに差はなく,両者ともに コンプリートデンチャーよりはすぐれていたと報告し ている.

(2)インプラントオーバーデンチャーの場合 インプラントオーバーデンチャーと一般的なコンプ リートデンチャーとの咀嚼能率の比較は以前から行わ れており,Garrett ら77)は両者に差はないと報告して いる一方で,Geertman ら78),Pera ら79),Bakke ら80) は前者が後者よりもすぐれていると報告している.ま たさきの Fontijn-Tekamp ら74) がコンプリートデン チャー,インプラントオーバーデンチャー,天然歯列 について咬合力と咀嚼について比較検討した結果によ れば,咬合力は天然歯列,インプラントオーバーデン チャー,コンプリートデンチャーの順に小さくなった. しかし咀嚼能率に関しては残存する顎堤の高さに大き く影響され,インプラントオーバーデンチャーはコン プリートデンチャーで残存顎堤の良好なグループと吸 収したグループの中間に位置したとしている. さらに短縮歯列(shortened dental arch: SDA)の 場合には健全歯列とほぼ同様な咬合力は示したが,咀 嚼能率は低下した.いずれのグループにおいても最大 咬合力と咀嚼能率との間には有意な相関がみられたと している.このことは咀嚼に関してインプラントオー バーデンチャーがコンプリートデンチャーに勝るのは

顎堤が不良な場合に限るという Kimoto と Garrettt 81) の報告もこれを裏付けている. また,アタッチメントの種類による咀嚼能率につい ては,van Kampen ら82)はボール,バー,マグネット の 3 種類のアタッチメントを比較し,3 者の間に違い は見られなかったと報告している.インプラントの本 数による違いについて,Geertman ら78)は 2 本と 3 本 のそれぞれバーアタッチメントを使用した場合につい て比較し,両者に差はなかったと報告している.以上 のことからインプラントオーバーデンチャーの咀嚼能 率についてはアタッチメントの種類やインプラントの 本数に関係なくコンプリートデンチャーよりもすぐれ ており,特に顎堤吸収の大きな症例にはその効果は高 いと思われる. これらの結果からも,オーバーデンチャーにおいて も安定が重要な因子であり,特に顎堤の形態が不利な 場合には義歯そのものが安定するように設計製作する ことの重要性がわかる.

7)術後の問題事象とメンテナンスの必要性

Q:オーバーデンチャーは術後の問題事象の発生頻 度は高いか?

A:問題事象の発生頻度は高いが,発生を抑制する 方法は存在する.

術後の問題事象には生物学的なものと,機械的なも のがあるが Walton と MacEntee 83)もまた,29 症例の インプラントオーバーデンチャーの最長 3 年経過にお いて,修理の頻度が高く,義歯のメンテナンスが必要 となることを指摘している.Goodacre ら52)もインプ ラント上部構造のなかでもインプラントオーバーデン チャーに関わる破折等の問題事象の発生頻度が高いこ とを報告している. これらの最大の要因は効果的な補強がなされていな いことであり,2009 年の AO のコンセンサス84)にお いても指摘されている.これに対しては,顎堤頂 85)な らびにインプラント上を走行する立体的補強構造86) を設定することが有効な予防手段であり,Rentsch- Kollar ら87)は下顎インプラントオーバーデンチャーの 10 年における経過観察の結果では,補強構造を付与し ていたために破折等の事象はほとんどなかったと報告 している.

セラミック治療QA 2

2017年03月8日

Q:神経を抜いてしまったのですが、どうすれば白くなりますか?


歯を白くしたい場合、まずは歯のホワイトニングが挙げられますが、ホワイトニングは神経のある状態のご自身の天然の歯に有効な治療方法です。神経のない歯にホワイトニングをすることはできますが、効果は出にくく、変化がない場合もあります。微量に白く変わったとしてもすぐに元のお色に戻ってしまうことが多く見られます。また、神経のない歯は年月とともにだんだんと黒く変色してしまい、審美的に問題が出てきます。変色が進んできますと、ホワイトニングをしても効果はありません。また、神経を取った歯をそのままにしておくと歯が脆くなって欠けたり折れたりしてしまうことがあります。歯の根っこから割れてしまった場合は抜歯をしなくてはならないこともあります。審美的な要因だけでなく、そういった状況を防ぐためにもホワイトニングではなくセラミックでの治療をおすすめします。
歯を削った中にグラスファイバーの白い土台を立てて補強し、その上にセラミッククラウンをかぶせます。ホワイトホワイトで使用するクラウンは、オールセラミックタイプですので、変色・変形などの経年劣化を起こさず、金属は一切使用していないので歯ぐきの黒ずみも引き起こしません。また、自然なつや感と透明感を持っている素材なので、元々のご自分の歯と見分けがつかない程美しく仕上がります。他のまわりの歯をホワイトニングで白くした後に、その白さに合わせて神経のない歯にオールセラミッククラウンをかぶせて頂くときれいに仕上がります。その場合、治療は同時進行で行っていくことが可能です。
当クリニックでは仕上がりの見た目のきれいさの追求はもちろん、お食事をきちんと取れるよう噛み合わせの調整をしっかり行い、機能的な面も重要視しております。
神経のない状態の歯は通常よりも脆くなっているので、早めに治療をお勧めしております。

Q:歯並びを治したいのですが、矯正は時間がかかるので、したくありません。他にどんな方法がありますか?


「歯並びをきれいにしたいけど矯正装置はつけたくない」そんなご要望をお持ちで、ホワイトホワイトにご相談される方がとても多くいらっしゃいます。
矯正装置による歯並び治療は完了までの期間が約1年半~2年と長く、問題点も多くあります。ホワイトホワイトでは、矯正装置を付けずに歯並びを治すセラミック治療をご提供しています。
矯正治療の問題点とは、「見た目が気になる」「痛みや違和感がでやすい」「虫歯になりやすい」などがあります。
ホワイトホワイトは歯の並びだけを整えるのではなく、お顔のバランスに合わせて歯並びを調整します。
顔の中心線(正中線)に歯軸(しじく:歯の中心線)を合わせたり、目と唇のラインと歯の先端のラインを合わせます。お口を開けたときに、もっとも美しく見えるようなバランスで、歯並びを仕上げます。
矯正装置をつけずに行うセラミック治療の最大のメリットは、歯並びを整える際に同時に歯の色や形もキレイにすることが出来る点です。
歯並びが乱れてしまっている状態は、歯の大きさが顎の大きさに合っていない場合も多くあります。歯のサイズを整えることで、見た目にもより美しく歯並びを整えることが出来ます。
また、歯が重なっていることで歯磨きが難しく、歯が黄ばんでしまっているケースも多くあります。歯の色を透明感のある白さに仕上げることで、よりお口元を美しく見せることが出来ます。
矯正装置を付けての治療では、期間が長くかかってしまうというデメリットがあります。歯並びをまとめてキレイにしたいとご希望の方には、優先的に診療のご予約をお取りできるようにしています。
「1回の時間を長くしたい」「3回先の予約までおさえたい」などのご希望にもお応えします。早く歯並びをキレイに治したいとご希望の方に、ぴったりの診療プランをご提供します。
セラミック治療では、高度な技術と高品質な素材が求められます。歯ぐきの0.5mm内側からセラミックを立ち上げる技術、細かな色味のグラデーションと先端に透明感を施したオールセラミッククラウン、より美しく仕上げるために裏側やコア(芯)、セットする接着剤にまでこだわっています。より自然な美しさに仕上がるようにセットを行います。
当院での歯科治療は、見た目のみを重要視する治療ではありません。中心咬合位・前方運動・側方運動時などの噛み合わせチェックを行い、見た目だけでなく、機能的にもしっかりとした歯並びを構築します。治療後にもセラミックを長くお使いいただくために、半年に1回のチェックを行っておりますので、ご安心ください。

Q:差し歯をしていますが、歯茎が黒ずんで悩んでいます。どうすれば治りますか?


以前にセットした被せものや土台にプラスチックや金属が使用されていたりすると、それらの成分が元となって、歯と歯茎の間を黒く変色させてしまうことがあります。この黒いラインをブラックマージンと呼びます。
状態や程度、治療後の期間は様々ですが、治療を行った歯の根元が黒くなってしまったと、ご相談に来院される方はとても多くいらっしゃいます。虫歯などとは違って痛みはありませんが笑ったときなどに目立ってしまうのできれいにしたいと皆さまご希望されます。
原因は様々ありますが、もっとも多いタイプは、被せものの裏側が金属で構成されているものをセットし、治療後歯茎が下がったりしてしまうことで、金属部分が露出して見えるものです。他にも、土台部分に使用された金属の成分が歯茎に流出して歯茎を変色させてしまったり、被せものをセットする際に歯茎の内側に適切にセット出来なかったりしたことも原因になります。
これらの状態は、被せものと土台にまったく金属やプラスチックを含まないものを再セットすることで、元の健康的な歯茎に戻すことが出来ます。またホワイトホワイトでは、専門医が被せものを歯茎の内側0.5mmにセットしますので、自然で美しい状態に仕上げることが出来ます。
流れとしてはまず現在のお口の状態を確認し、黒ずみの原因となっているものを探します。基本的には神経もしくは土台、被せものの再治療を行います。
治療に用いる素材は、被せものは金属やプラスチックを含まないオールセラミックのものです。土台にも金属を含まない、グラスファイバー製の白いポストコアを使用します。
治療を行う過程で歯茎の色は回復し、終了する頃には、歯の根元や歯茎の変色は改善されています。元の自然で健康的なお色に戻り、セットした歯は白く明るい、自然な透明度を持った仕上がりになります。
セラミック治療を行う際に、歯茎の内側0.5mmから立ち上げたり、セラミックの根元から切端部への細かな色味のグラデーションにこだわったりと、高度な技術と良質な素材のみをご提供しています。施術は経験豊富なドクターが直接行い、お顔や唇のラインに合わせて、もっとも美しく見える状態に仕上げています。

Q:差し歯と歯茎に隙間があるのですが、どうすれば治りますか?


「差し歯」は、現在の歯科治療では使われなくなった古い言葉です。正式名称は「歯冠継続歯(しかんけいぞくし)」といい、差し歯はその俗称として広く親しまれていました。根っこ(歯根部分)に差し込むようにして人工の歯をセットする治療方法だったため、差し歯という名前で広まったと言われています。現在は「差し歯治療」と呼びながらも、治療方法はクラウンによるかぶせ物の治療を行っているクリニックがほとんどです。
差し歯の治療法は、神経を取り除いたところに、人工の歯に支柱を立てたものを差し込むようにセットします。人工の歯と支柱はセットになっており、特殊な接着剤で歯根部分にセットします。
差し歯治療が無くなってしまった理由として、根っこが割れてしまったり、人工の歯が取れてしまうなどの弊害が多かったことが挙げられます。また根の治療が不十分なために治療後数年経って痛みが出たり、ご質問の様に差し歯をセットした部分のすき間に虫歯が出来てしまうケースも多く見られます。
ホワイトホワイトで行う治療法は、まず神経を取り除いた部分をきれいに消毒し、グラスファイバーなどでまず「土台」を立てます。「土台」の上に「かぶせ物」と言われるクラウンを特殊な接着剤でセットします。「土台」と「かぶせ物」の2段構造になることで、より精密な治療を行うことができ、セットした時の安定感も格段に上がりました。今では「差し歯治療」と言っても、このように土台とかぶせ物により治療を行う治療法が主流となっています。
ホワイトホワイトでは差し歯の再治療に、土台には白いグラスファイバーを立て、クラウンの素材には金属やプラスチックを含まないジルコニアを使用しています。また歯茎の0.5ミリ内側から立たせる事でご自身の歯と見分けがつかないくらい自然な仕上がりをキープすることが出来ます。この様に審美歯科は見た目はもとより機能的にも優れた治療をご提供しています。
治療後も長く美しい状態をキープされたい方は、オールセラミックのクラウンに、グラスファイバー製の土台を選択される審美歯科の治療法をお勧めします。

Q:差し歯の変色が気になります。この場合、どのような施術内容になりますか?


保険の差し歯の場合、経年劣化により変色を起こし、周りの歯の色と差がでてしまう事があります。当院で使用するクラウン(被せ物)は、自費診療であるオールセラミックのタイプです。変色・変形などの経年劣化を起こさず、歯茎の黒ずみも引き起こしません。また自然なツヤと透明感を持っている素材なので、審美的にご自分の歯と見分けがつかない程、自然に、美しく仕上がります。
オールセラミッククラウンとは、クラウンの素材すべてにセラミックのみを使い、金属やプラスチックを一切含まないクラウンを指します。プラスチックが引き起こす変形・変色や、金属が引き起こす歯茎の黒ずみを防ぎ、金属アレルギーの方にも安心してご使用頂けるクラウンです。
ホワイトホワイトではドクターの高い技術力により、歯茎の0.5mm内側からクラウンを立ち上げることが出来ます。歯茎のラインよりもわずかに低い位置の歯を削ることで、歯茎の内側にクラウンを入れ込むことが出来、自然に生えているように見せることが出来るのです。より自然に近い状態にするため、この0.5mmにこだわっています。
また歯の色は、一色ではなく歯の根元から先にかけて、何層もの色がグラデーションのように重なっています。
オールセラミッククラウンにより、この何層ものグラデーションを再現し、周囲に合わせた自然な色みを表現するのでご自分の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。歯の構造上、先端部はエナメル質が厚いため、透明感があります。この透明感をオールセラミッククラウンで再現することで、より自然な状態に仕上げることが出来るのです。
オールセラミッククラウンは、裏側も自然な白さに合わせます。歯の裏をのぞき込んだら金属が見えるということもなく、安心してお口を開けられます。
ホワイトホワイトでは土台はグラスファイバー製のファイバーコアを使用しています。
この土台に透明感のあるセラミッククラウンを被せると自然な白さが透けて見え、ご自分の歯の様に仕上がります。金属を含んでいないため、変色や歯茎の黒ずみを引き起こす事もありません。

Q:歯周病でもセラミック治療はできますか?


その場合は、まず歯周病の治療をおこなってからセラミック治療に移ります。
歯周病は細菌の感染によって引きおこされる歯茎の炎症のことです。歯と歯茎の境目の清掃がきちんとできていないと汚れや細菌が溜まり、歯茎が炎症を起こし腫れて赤くなり、少しの刺激でもすぐに出血します。更に症状が進むと歯茎が後退してきて歯が長く見える様になってきます。最終的には歯を支える土台となる歯が溶けて歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
そうさせない為にも毎日のブラッシングがとても重要になってきます。特に歯と歯茎の境目は念入りに行ってください。普通の歯ブラシでは届きにくいので毛先の細い専用のブラシで丁寧にケアしてください。
ある程度、歯茎の炎症が治まったらセラミック治療に進む事ができます。当院で使用するクラウン(被せ物)は、金属やプラスチックを含まないオールセラミックのタイプです。変色・変形などの経年劣化を起こさず、歯茎の黒ずみも引き起こしません。また自然なツヤと透明感を持っている素材なので、審美的にご自分の歯と見分けがつかない程、自然に、美しく仕上がります。またドクターの高い技術力により、歯茎の0.5mm内側からクラウンを立ち上げることで自然に生えているように見せることが出来るのです。当院ではより自然に近い状態にするため、この0.5mmにこだわっています。
さらに、歯の色というのは一色ではなく歯の根元から先にかけて、何層もの色がグラデーションのように重なっています。当院ではオールセラミッククラウンを選択することにより、この何層ものグラデーションを再現し、周囲に合わせた自然な色みを表現するためご自分の歯と見分けがつかない程、自然な仕上がりを心掛けています。内側の土台にはグラスファイバー製のファイバーポストコアを使用しているのでこの土台に透明感のあるオールセラミッククラウンを被せると、自然な白さが透けて見え、ご自分の歯のように仕上がります。
この様に、オールセラミックタイプのクラウンは金属を含んでいないので、変色や歯茎の黒ずみを引き起こすこともなく美しい歯を長期間にわたりキープすることができます。

Q:ブリッジをしている歯のうち、1本だけ欠けてしまいました。この場合、全てやり直さなければならないのですか?


小さく欠けた場合はその部分を研磨して形を修正することも可能ですが、基本的には欠けた部分のみを修復することは出来ませんので、ブリッジの再治療になります。ブリッジすべてを削ってはずし、新しいブリッジをお作りします。
ブリッジには色々な材質があります。耐久性が求められるブリッジ治療の場合、ホワイトホワイトでは酸化ジルコニウムから作られているジルコニア製のブリッジを使用しております。ジルコニアは審美性に優れ、金属よりも硬く、耐久性に優れているという特徴があります。ジルコニアは天然歯のような美しさと、金属の3倍もの硬さを兼ね備えた素材なのです。お口の中の状態に合わせて最高の治療と材料をご提供しております。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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診療時間
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15:00 ~ 19:00//

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